SEが宅建に10ヶ月で合格して転職した話し

宅建合格証書

平成3年のことですから約27年前の話しですが、当時、コンピュータのSEをしていた私が、宅建に合格したときの勉強法などをご紹介したいと思います。

どうして宅建の資格を取ろうと思ったのか

コンピュータのSEの仕事と宅地建物取引士(合格当時は宅地建物取引主任者)の資格は、仕事の内容が全く違うので、結びつけづらいと思います。 どうして宅建の資格を取ろうと思ったのか、そこを説明します。

一言でいうと、『転職』のためです。

その頃、仕事でいろいろと嫌なことがありました。 一番嫌だったのは、「残業」「徹夜」が激しかったことです。

SEの仕事は、ご存知の方も多いと思いますが、「残業」「休日出勤」「徹夜」が多い仕事です。 納期が近づいてくると、数日間家に帰れないということもありました。

若かったので何とかこなしていましたが、「このままでは体がやられる」「こんな人生は嫌だ」という気持ちが大きくなり、『転職』を考えたわけです。

同じコンピューターの仕事に転職したのでは、転職の目的は達成できません。 そこで考えたのが『資格を取って、違う業界にチャレンジする』ということでした。

「宅建」を選んだ理由

資格にもいろいろありますが、私は以下の理由で「宅建」を選びました。

  1. 人気があった
  2. 転職に有利そうだった
  3. 不動産業界は給料が良かった
  4. 1年以内の勉強で合格できる資格
  5. 独学・通信教育で合格できる資格

① 人気があった

当時、宅建の資格に人気があり、「宅建ブーム」とまで言われていました。 そのため、自然と「宅建」に興味を持ちました。

② 転職に有利そうだった

宅建の資格について調べてみると、とにかく「転職に有利」という情報が多く、転職目的の資格を探していた私にとっては、まさに「ぴったり」でした。

③ 不動産業界は給料が良かった

今は知りませんが(現在はWEBの仕事をしているので)、転職情報誌を見ると、不動産関係の会社は他と比較して給料がとても良かったです。 転職の目的の一つに「年収アップ」がありましたので、魅力的でした。

④ 1年以内の勉強で合格できる資格

宅建の難易度を調べてみると、「簡単に合格できる資格ではないけれど、超難関な資格というわけではなく、1年以内の勉強で合格できそう」という印象でした。 転職のことを考えると、合格までに一年以内というのは、一つの目安でした。

⑤ 独学・通信教育で合格できる資格

忙しい仕事をしながら勉強していくことになるので、合格のために「通学」が必要な資格ではダメで、独学または通信教育で合格できる資格でなければなりませんでした。

この5つが、私が「宅建」を選んだ理由です。

通信教育を選んだ

本屋で宅建の参考書を買ってきて勉強を始めたのですが、『宅建の勉強をするということは、法律の勉強をするということだ』と気が付きました。

私はコンピュータを専門に勉強してきたので、法律の勉強は全くしたことがなく、恥ずかしい話しですが「根抵当権(ねていとうけん)」を「こんていとうけん」と読んでいたような有様で、「これは独学では厳しいのでは」と思い始めました。

そこで、お金はかかってしまいますが、通信教育で勉強していくことにしました。

通信教育で勉強したのは正解だった

これは、今でもはっきり言えることなのですが、通信教育で勉強していなかったら、一発合格は難しかったと思います。

大学などで法律の勉強をしてきていた人なら独学でも大丈夫かもしれませんが、法律の勉強をしたことが無い人が短期間で合格レベルに達しようとしたら、独学よりも通信教育の方が圧倒的に効率的です。

宅建の勉強のコツ

不動産や法律の門外漢だった私が、宅建に一発合格できた勝因を振り返ると、「通信教育を利用した」という他に「アウトプットを重視した」とう点が、良かったのではないかと思います。

「アウトプット」というのは、「過去問を解く」ということです。

資格試験全般に言えることなのではないかと思いますが、過去問を繰り返し解くことはとても大切です。 もしかしたら、参考書や教科書を読み込むことよりも重要かもしれません。 少なくともインプットだけで合格するのは、非常に困難だと思います。 同様に、通信教育の学校などが実施する「模試」を積極的に受けて、自分の弱いところを把握することが大切です。

宅建に合格して転職

宅建に合格してすぐ、転職活動を開始し、金融会社の「社内SE」として採用されることになりました。 同じSEですが「社内SE」は、その会社のシステムのことだけを考えていれば良いので、受託開発を行うSEよりも残業や休日出勤が少なく、肉体的・精神的に楽です。

面接のとき、「SEで宅建資格を持っている」という点を高く評価していただいたのがはっきりと分かったので、「宅建取って良かった〜」と本当に思いました。

宅建の魅力

宅建は就職・転職に非常に有利になる資格で、キャリアアップに適した資格です。 また、宅建を持っていると「資格手当」が出る会社も多いと思います。 経験を積んで、不動産屋を開業することもできます。 資格には色々ありますが、これほどメリットがある資格は少ないのではないかと思います。

資格取得はキャリアアップに超有利

資格を取得するためには努力が必要ですが、取得する資格の方向を間違えなければ(資格には本当に色々あるので)、支払った努力に見合ったメリットを得られます。 転職・キャリアアップを望んでいるなら、資格取得はとても有利に働きます。